金融・保険
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
三菱UFJフィナンシャル・グループ国内 24社 海外 31社(内 17拠点 25か国)の
マイクロソフトライセンス購入と管理を全面サポートしライセンスコストを最適化
国内外のグループ会社 55社における
マイクロソフト製品の契約・注文・支払い手続きを一元化
三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)は、国内外のグループ全体で利用しているマイクロソフト製品のライセンスコストを適正化するために、5年間にわたる Microsoft ESA(Enterprise Subscription Agreement)のグローバル包括契約を結びました。この取り組みを支援したのが日本ビジネスシステムズ(以下、JBS)であり、マイクロソフト製品に関する契約の取りまとめから、購入手配、要件のヒアリング、幅広いライセンス調達内容を最適化する提案、アセスメントまで、ワークボリュームの多いライセンス管理業務にも迅速に対応しています。
【会社概要】
世界に選ばれる信頼のグローバル金融グループへ
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の概要
MUFG は「世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ」というビジョンを掲げ、ますます高度化・多様化していくニーズに応えるべく、世界水準のトップクオリティを追求しています。
リテール・デジタル事業、法人・ウェルスマネジメント事業、コーポレートバンキング事業、受託財産事業、グローバル CIB 事業、グローバルコマーシャルバンキング事業、市場事業を柱とし、国内外に多数のグループ会社を展開。銀行、信託銀行、クレジットカード、証券、投資信託委託、貸金・信用保証、リース、ベンチャー投資、ファクタリング、調査・コンサルティング、ソフト開発・情報処理、システム、 SR・IR 支援など、幅広いサービスを提供しています。
【導入の背景】
ライセンスコストの適正化と負荷の大きいライセンス管理業務の効率化を目指す
Microsoft ESA グローバル包括契約を締結した背景
MUFG は 2024年4月、JBS の取りまとめのもと Microsoft ESA(Enterprise Subscription Agreement)のグローバル包括契約を結びました。国内外のグループ会社を含めたグローバル全体の大型契約となり、具体的には国内 24社、海外 31社(内 17拠点 25か国)の計 55社のグループ会社を対象としています。
この Microsoft ESA とは、マイクロソフト社が提供する大口顧客向けの販売契約の一つで、対象ソフトウェアのライセンスをボリュームディスカウントで利用できるプログラムです。MUFG が Microsoft ESA 契約を結んだ背景にも、グループ全体で利用しているマイクロソフト製品のライセンスコストを適正化したいという思いがありました。
MUFG は銀行、クレジットカード、証券を中心として、多岐にわたるビジネスをグローバルに展開しています。そういった業態も規模も異なるグループ会社の業務やシステムのロードマップを把握し、さまざまなマイクロソフト製品の新規調達や契約更新に際して各社/各拠点のライセンス管理者から寄せられる問い合わせに、きめ細かな対応をタイムリーに行う窓口が求められました。また、大きな業務負担となっていた煩雑な発注・請求・支払い処理を簡素化したいというニーズも高まっていました。
【JBS 選定の経緯】
MUFG の業務を熟知したワンチームの支援体制を構築
Microsoft ESA グローバル包括契約のパートナーに JBS を選んだ理由
MUFG が JBS の仲介によって最初に Microsoft ESA を利用したのは 2014年のことで、この時点では三菱UFJ銀行単独での契約でした。その後、MUFG 向けに最適化された Microsoft ESA グローバル包括契約のメリットを活用いただくための活動を、MUFG と密に連携しながら継続して取り組んできました。この啓蒙活動が実を結び、MUFG グループ各社での採用が広がり、今回の大規模な包括グローバル契約に至りました。
これらの 20年以上に及ぶリレーションの実績こそが、MUFG が JBS をグローバル支援パートナーに選び続けている理由となっています。
Microsoft ESA グローバル包括契約におけるサポート体制
JBS は、MUFG のグループ会社 55社に対するマイクロソフト製品の注文の取りまとめを行うとともに、要件のヒアリングやライセンス調達内容の最適化を提案しアセスメントするなど、ワークボリュームの多い業務にも迅速に対応しています。Microsoft ESA の利用メリットの詳細説明や各グループ会社の購買部門やライセンス管理者に寄り添った提案、丁寧かつスピーディな対応を心掛け、他社では実現できないワンチームの支援体制を整えています。
JBS が提供しているサービス内容
Microsoft ESA の契約主体は MUFG となりますが、海外法人を含むグループ会社からの発注を JBS が取りまとめ、包括契約として一本化することで、グローバル全体でのライセンスコストを最適化します。加えて見積や請求に関しても JBS からグループ会社に行うことで、煩雑な業務処理を簡素化します。
さらにサポート面に関して、JBS は自社のグローバル拠点(東京・シンガポール)に MUFG の国内外のグループ会社や拠点からの問い合わせ窓口を開設しており、海外からの英語での問い合わせにも、社内スタッフが直接対応しています。
たとえば海外に新たな拠点を立ち上げた際に必要となるマイクロソフト製品の調達や、特殊契約のプロセスについて、JBS と現地担当者が直接やりとりし、契約内容や料金などの説明を実施するほか、その後の見積や契約締結もサポートしています。
【導入効果】
契約業務の一括代行によりライセンス業務負荷を大幅軽減
グローバルでのボリュームディスカウント適用も実現
ライセンス関連のアドホックな問い合わせや依頼にも対応
Microsoft ESA グローバル包括契約による一番の効果は、マイクロソフト製品に関するライセンスコストの最適化です。比較的規模の小さいグループ会社に対しても、すべてボリュームディスカウントが適用されることになります。
加えて各事業部門やグループ会社における個別注文や支払いに関するオペレーションを JBS に一元化することで、煩雑な管理や膨大な業務負担を軽減しています。
【今後の展望】
マイクロソフト製品以外のソフトウェアの契約スキームも検討
データ活用やセキュリティ強化など幅広いソリューションを提案
当然のことながら MUFG ではマイクロソフト製品以外にも、さまざまなベンダーのソフトウェアや IT サービスを活用しています。これらについても同様に適切なライセンス管理やコスト最適化、業務負担の軽減といった課題があり、MUFG では対応窓口の一本化を求めています。そこで引き続き JBS と協議を進めつつ、今後の契約スキームのあり方を検討していこうとしています。
一方で JBS としても、単にソフトウェア製品の契約・購買やライセンス管理の支援だけにとどまらず、IT の専門ベンダーとして持つ高度な知見と技術力を生かし、MUFG の各グループ会社における AI を含めたデータ活用、セキュリティ強化などに資する幅広いソリューションを提案し、MUFG 全体のビジネスに貢献していきます。
JBS 担当者からのコメント
この度は、MUFG グループのマイクロソフトライセンス調達の最適化に貢献できたことを大変うれしく思います。今後とも MUFG各グループ会社のみなさまへ AI を含めたデータ活用、セキュリティ強化など、ライセンスの提供にとどまらず、幅広いソリューションを提案し、グループ発展のお手伝いができるよう尽力していきます。
金融事業本部 営業部
中野 陽太
この度は Microsoft ESA 契約の LSP に JBS を選択いただき誠にありがとうございました。本契約は、JBS では類を見ない大規模な Microsoft ESA 契約です。そのような案件に携わることができ、大変うれしく感じています。引き続き、マイクロソフトライセンスのコスト最適化の提案を行っていきます。加えて、IaaS や PaaS のクラウド利用の最適化、AI を活用した自動化による業務の効率化についても支援していきます。
セールスエフィシェンシー本部 セールスオペレーションセンター ライセンスビジネス課
堤田 大介
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
代表者:取締役 代表執行役社長 グループCEO 亀澤 宏規
本社所在地:東京都千代田区丸の内1丁目4番5号
設立:2001年4月2日
資本金:2兆1,415億円(2025年3月31日現在)
事業概要:銀行、信託、証券、クレジットカード、リースなど
関連サービス
この事例をご覧になった方への おすすめソリューション
- Microsoftは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
2025.04.24公開
- 関連タグ