JBS グループは、グローバルな広がりを持つ環境問題が将来世代にまで及ぶ長期的な問題であるという認識に立ち、限りある資源を有効利用し、自然との触れ合いを大切にし、社員やその家族、地域社会、お客さまとともに、身近なところから環境保全に取り組みます。
環境方針
国内外でさまざまな事業活動を行うにあたり、以下の方針に従い、環境の基本理念の実現に努めます。
気候変動への取り組み
気候変動に対する考え方
JBS グループはマテリアリティの一つとして「パートナー企業との協創によるカーボンネガティブの貢献」を掲げており、環境保全への対応を重要かつ優先的に取り組む課題として位置付けています。世界を代表するテックカンパニーの環境に対する取り組みと連携し、クラウド利活用の促進による顧客の CO2 削減を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
また、JBS グループによる気候変動への影響を把握するため、温室効果ガス排出量の算定を進めています。なお、当社は工場等の生産設備を持たないため、事業活動による環境負荷は小さいと考えています。
今後、さらに情報開示の充実をすすめ、さまざまなステークホルダーとの建設的な対話を通じて、企業価値の向上を目指していきます。
JBS 社内での取り組み
環境負荷軽減に寄与する技術や製品の導入
環境に配慮したデバイスの調達
JBS 内で使用する PC などのデバイスの調達は、カーボン・オフセットをはじめとする環境施策で協働できるメーカーとの取引を優先しています。調達した PC メーカーを通じて、2024年9月期には 470トン、2025年9月期には 295トンの温室効果ガスの削減活動に投資しています。 また、サーバーレスの観点からは、JBS 内でもクラウドサービスの利用拡大により、自社サーバーをサーバーレスにシフトすることで、ゼロエミッションを進めるマイクロソフトのエネルギー排出削減効果を享受しています。
温室効果ガス(GHG)排出量の管理
JBS グループによる気候変動への影響を把握するため、温室効果ガス排出量の算定を進めており、Scope1 および Scope 2 を開示しています。今後に向けては、脱炭素化を進めていくことを視野に、削減計画の策定を検討しています。
GHG 排出量 Scope1 + 2
マイクロソフトとの取り組み
JBS では、企業のオンプレミスからクラウドへの事業転換を加速させることで、顧客企業のエネルギー消費量の削減に貢献しています。
Microsoft Azure や Microsoft M365 を提供するマイクロソフトは、すでにカーボンニュートラルを実現し、2030年までに CO2 吸収量が CO2 排出量を上回る計画を発表しています。JBS は、Advanced Specialization などの認証や数多くの受賞歴を持つサプライヤーとして、強固なパートナーシップのもと、マイクロソフトが行っているの環境への取り組みにも貢献していきます。
ハードウェアメーカーとの取り組み
ハードウェアメーカー、データセンター事業者、クラウドサービス事業者のグローバルを代表するパートナー各社は、環境に配慮した製品やソリューションの提供を通じて、温室効果ガスの削減、エネルギー効率の改善、再生可能エネルギーの利用、廃棄物削減などの取り組みを行っています。
JBS はこれらのパートナーの環境に対する取り組みを支持し、連携することによって、ITシステムにおけるハードウェア製品の導入を通じて、顧客企業の温室効果ガスの削減やエネルギー消費量の削減に貢献しています。
生物多様性への取り組み
生物多様性に対する考え方
JBS グループでは、国内外でさまざまな事業活動を行うにあたり、生物多様性の保全を含む環境保全について環境方針に盛り込み、取り組んでいます。社員とその家族、ビジネスパートナーが環境保全に十分配慮することを基本姿勢都市、国内外の環境関連法規を遵守し、資源とエネルギーの有効利用に努めています。
ペーパーレス(電子化)の推進
リモートワーク体制の構築などに伴ってペーパーレス化を推進しています。社内の各種申請や会議資料の電子化、電子サインによる契約締結などによって社内での紙利用を最小化することで、環境負荷低減に貢献しています。
また、2023年9月期より、電子帳簿保存法への対応と併せて、取引先からの請求書をクラウドサービスを通じて受領する取り組みを導入しました。また、受注及び発注に関する証憑類(顧客の注文書、仕入の見積書、納品書など)は基幹システム(SAP)に電子データとして添付する仕組みと運用に変更しました。これらの取り組みにより、従業員 1人あたりの年間紙使用量は 200枚程度に抑えられており、今後も引き続きペーパーレス化に進めてまいります。
紙使用量推移